正しいアプローチ法を学ぶ

FXトレーダーとして相場で生き残るためには、正しいアプローチ法を学ぶことである。正しいアプローチ法を学んだなら、それを基にマイルールを構築していくと良いだろう。

今まで何人かの専属FXトレーダーと話をしたことがあるが、ほぼ全員が同じアプローチ法でトレードをしている(唯一異なるのはマイルールの部分)。

相場で生き残るには、彼らプロトレーダーがやっているアプローチ法でトレードをすることが大切である。

それでは、プロトレーダーのアプローチ法とは、一体どのようなアプローチ法なのだろうか。彼らのアプローチ法には四つの基本的概念が存在することがわかった。

それらは、ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析、リスクマネジメント、そして相場心理学の四つである。

よく、「相場で生き残れるのは全体の1割」などといったりする。それだけ、相場で生き残るのは難しいということだが、それには理由がある。

その理由は、負けトレーダーは上で列記した4項目をトレードに活かしていないからである。例えば、テクニカル分析のみでトレードをしていたりする。これでは、相場で生き残るには不十分である。

相場で利益を上げ続けているプロトレーダーは、これら4項目を全てトレードに活かしている。つまり、これが相場で生き残り、なおかつ利益を上げる唯一にして最重要な鉄則なのだ。

ファンダメンタルズ分析はどのようにすればいいのか?

ファンダメンタルズ分析は、勝っていないトレーダーが軽視しがちのものだ。そして、誤解されているものでもある。

ファンダメンタルズ分析というと、経済指標のことや経済関連のニュースのことを想像するかもしれない。また、ファンダメンタルズ分析をするには、かなり高度の専門知識が必要と思っているかもしれない。

しかし、これらは全て大きな勘違いである。ファンダメンタルズ分析に高度な専門知識は必要ない。実際、経済学の専門家にトレードをやらせても、勝てる(相場で生き残れる)人間はほぼいない。

また多くの勝てないトレーダーが犯す間違いは、テクニカル分析に重きを置き過ぎることである。何事もバランスが大切である。

ファンダメンタルズ分析の本質は、為替変動の要因を考察することである。つまりファンダメンタルズ分析をすることにより、将来の為替変動を予測することができるようになるのだ。

世界で起こる様々なイベント(経済指標、戦争、政策金利、政治、金融など)が、どのように為替の動きと連動するのかを何度も検証すると良いだろう。

そのような訓練を積むことで、次第にファンダメンタルズとテクニカルの相関性を見出せるようになる。

テクニカル分析をトレードに活かすためには

しかし、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の間に相関性を見出せないトレーダーは、実にたくさんいる。それどころか、これら二つの関係性に矛盾を感じているトレーダーがほとんどである。

その原因は、これらの定義が明確でないからである。先述したように、ファンダメンタルズ分析は為替変動の要因を理解し、将来の価格推移を予測するために行う。

一方、テクニカル分析では、為替変動の要因も将来予測も考慮しない。その代わり、テクニカル分析では、エントリーポイントとエグジットポイントを知ることができるのだ。

つまり、ファンダメンタルズ分析では「エントリーの根拠」と「エントリーの時期」について知ることができ、テクニカル分析では「エントリーとエグジットポイント」を決めることができるのである。

また、常勝トレーダーは、過去の値動きから他のトレーダーが売買している価格帯もしっかりと熟知した上でトレードをしている。他のトレーダーの売買動向を把握して置けば、将来の価格推移もかなり高い精度で予測することができるようになるのだ。

テクニカル分析で使われるインジケーターには、様々な種類のものがあるが、基本的には全て同じように機能する。

大切なのは、それらの中で自分にとってしっくりくるものを選ぶだけである。しかし、一つのインジケーターだけに固執してはいけない。複数のインジケーターを駆使し俯瞰的にテクニカル分析をすることで、リスクを小さくすることができるのである。

リスクマネジメントで資産を守れ!

リスクマネジメントでしばしば耳にするのが、「1回のトレードでは、リスクは保有資産の1%以内に留めるべき」とか「リスクリワード比は2:1以上にすべき」とかの文言である。

確かにこれらのルールは資産を守るためには有効である。しかし、常勝トレーダーはリスクマネジメントにおいてこのような考え方はしていない。

その代わり、彼らは特定のリスクではなく、より根本的なリスクの方を見ている。リスクはそれを扱う人間によって変わるということである。

例えば、登山にはリスクが伴う。しかし、リスクレベルは上級者と初心者とではまったく異なる。初心者にとっては大きなリスクでも、上級者にとってはリスクゼロということもあり得るのだ。つまり、リスクは個々のレベルによって変わるということである。

従って、投資初心者が上級トレーダーと同じ方法でトレードを行ったとしたら、大きなリスクを取ることになるかもしれない。

リスクマネジメントでは、上級トレーダーのやっていることをそのまま実行するのではなく、まずはトレーダーとしての自分のレベルを把握することから始めるべきだ。

もし投資初心者なら「1回のトレードでは、リスクは保有資産の1%以内に留める」ところから始めると良いだろう。

投資心理学

投資心理学も軽視されがちである。おそらく、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析よりも軽視されているのではないだろうか。

しかし、メンタルの状態がトレードへ及ぼす影響は甚大である。メンタルの扱いを誤ると、遅かれ早かれ相場からは退場していくことになるだろう。投資初心者は、まずはこのことを理解しなければならない。

上級トレーダーであっても、負けトレードは付き物である。しかし、彼らの損失は限定的である。その理由は明白である。上級トレーダーは『マイルール』を破ることはないからである。

投資初心者が犯す間違いは、マイルールをすぐに破ってしまうことだ。マーケットを追いかけ、損失を取り返そうと躍起になる。

投資初心者は、わずかでもポジションがマイナスになるとすぐに損切り(ロスカット)をしてしまう。逆に損失を抱えたままポジションを塩漬けしてしまうこともある(最終的には大きな損切りとなる)。

これは、「失うことへの不安や恐怖」が原因である。我々人間は「損失」に対して大きなストレスを感じてしまうのである。

この心理的問題に対処する方法がある。それは、「トレード中の自分自身の感情に常に気づきを保つこと」だ。

もし、恐怖を感じていたら恐怖を、歓喜を感じていたら歓喜を、自らの感情を客観的に観察し気づきを保つのである。

自分の感情に気づきを保つことで、突発的な反応はしなくなる。その代わり、チャートの状況を客観的に判断し、適切な対応ができるようになる。つまり、「反応」ではなく「対応」ができるようになるのだ。

対応できるようになれば、トレードのレベルは各段に上がっているはずだ。

まとめ

退場することなく、相場で利益を積み上げていくためには、上で解説した四つの項目全てを平等に実践することが大切である。四つ全て同等に重要である。トレードにおいて、それぞれ、異なる重要度を持っている。

そして、忘れてはならないのは、これら四つの項目の目的を常に意識することである。目的を意識してトレードするのとしないのとでは、大きな違いを生み出すのだ。

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