ポジポジ病を治すもっとも確実な方法

FX

FXや株をやったことがある人なら、ポジポジ病という言葉を一度は聞いたことがあると思います。いや、もしかしたら現在、あたながポジポジ病にかかっているかもしれません。

ポジポジ病というのは、「ポジションを持っていないと精神的に落ち着かなくなる一種のポジション中毒のこと」です。

脳内で起こっていることは、パチンコ依存症やニコチン依存症と同じです。パチンコ依存症の人は、パチンコをしている状態が通常モードになってしまっています。つまり、パチンコをしていないときというのは、何となく物足りなさを感じてしまう。

ポジポジ病も似たようなことが起こっています。ポジションを持っていないと、何となく物足りない感じがしてしまい、ついついポジションを取ってしまうのです。すると、なぜか精神的に落ち着いてくる。

「ポジポジ病はトレードから離れなければ治らない」という意見もありますが、私の考えは「ポジポジ病はトレードをやることでしか治せない」と思っています。

「ポジションを持っていないと精神的に落ち着かなくなる一種のポジション中毒のこと」
これから書く内容は、過去の自分に話しかけるようにして書きました。だから、気づいたらかなり気合を入れて書いていました。
長文ですが、ぜひ最後まで読んでみてください。必ず、あなたのポジポジ病を根本的に治すヒントが書かれてあるはずです。

大きな感情の起伏がポジポジ病の根本原因である

ポジポジ病にかかっているトレーダーは、トレードで思うような成績が残せていません。つまり、ほぼ負けトレーダーです。

それでは、勝っているトレーダーと負けているトレーダーの違いは何でしょうか?

もちろん、エントリーのタイミングやロスカットのうまさなど、技術的な差はあるかもしれません。しかし、その背景にある大きな違いは精神的な状態です。

全ての勝ちトレーダーは、自分自身で決めたルール、つまり「マイルール」を必ず持っています。

一方、負けトレーダーの多くはマイルールを持っていてもそれを守れていないか、もしくはそもそもマイルールさえ持っていないという場合が多いです。

マイルール通りに行うトレードは、非常に短調で機械的なもの。それを、何千、何万回と繰り返すのを想像してみてください。すごく「つまらない」と思いませんか?

そう、勝ちトレーダーの多くは、トレード中、淡々とマイルール通りにエントリーとエグジットを繰り返すだけで、ほとんど感情の変化はありません。

勝っても負けても、まったく感情が揺さぶられないのです。

しかし、ポジポジトレーダーは、1回1回のトレードに一喜一憂する傾向があります。買ったときは、テンションアップ、そして負けたときは口惜しさと怒りで打ちひしがれています。

この感情の大きな起伏がポジポジ病の根本原因です。よって、ポジポジ病を治すには、トレードにおける感情の起伏を小さくしていくしか方法はありません。

つまり、勝ちトレーダーがやっているように、淡々と機械的にマイルール通りにエントリーとエグジットを繰り返すのです。

そのとき、興奮もしていないし恐怖や不安も感じていません。

ポジポジ病の根本原因は大きな感情の起伏である

感情の起伏を常に監視

「感情をコントロールするなんて所詮無理」と思っているあなたは、きっとポジポジトレーダーでしょう(笑)。

しかし、感情のコントロールはポジポジ病の根本解決のためには、必ず乗り越えなければなりません。

ブッダはこのように言っています。

心の奴隷ではなく、心の主になりなさい

つまり、心にコントロールされるのではなく、自らが心をコントロールする主になる必要があるのです。

しつけの出来ていない犬は、興味のあるものへと常に衝動的に動き回ります。一方、しっかりとしつけがされている犬は、散歩中も主人のそばに寄り添うようにして歩きます。心の主になるとは、そういう状態です。

そのための方法はただ一つ。常に自分の心を監視すること。

エントリー前、エントリー後、エグジットの瞬間、エグジットの後、自分の心にどのような感情が湧き上がってくるかを観察します。

ただそれだけです。この心の観察を何度も繰り返している内に、次第に飼い慣らされた犬のように従順になっていきます。

そのとき、あなたのポジポジ病は根本的に解決されたことになります。

それでは、以下に具体的な方法について解説していきます。

ポジポジ病を治すための具体的な方法

エントリー前にロスカットラインを決める

エントリーする前に必ずやって欲しいことがあります。それは、値動きの自分なりのシナリオを立てることです。
例えば、下の日経平均チャート(1時間足)で、ロング(買い)で入ると決めていたとします。エントリーポイントはサポートラインからの反転を狙っています。
つまり、現在の想定シナリオは、「21495円付近でサポートされた後、上昇に転じる」というもの。
しかし、これだけでは足りません。想定外のシナリオも立てておきます。つまり、サポートラインを下にブレイクアウトするというシナリオです。
そして、その場合の対処法(つまりロスカット)も考えておくのです。これは全てエントリー前にやることが、ポジポジ病の改善には必須です。
エントリー前に2つのシナリオを決めておく

エントリー前に決めたことは死んでも守る(死守する)

さらに、重要なことはエントリー前に決めた決断は、絶対に死守することです。ポジポジ病の人は、これを守ることができません。
最悪なのは、エントリー前に決めたロスカットラインを動かしてしまうこと。
例えば、上のチャートで例えると、「サポートラインから10円割り込んだらロスカット」という決断をしたにも関わらず、実際にそのレベルに達しても「もう少し待てば戻るのではないか」、「もう5円だけ我慢しよう」とずるずるとロスカットを伸ばしてしまうのです。
ロスカットラインは絶対に動かしてはいけません。どんなに苦しくても、自分の思惑と逆方向に相場が動いたら、それを潔く受け入れてください。
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エントリー前の心理状態を観察してみる

エントリーする前、もう一度自分の心の状態を観察してみてください。
そのとき、「今ここで入らなければ、どんどん価格が一方的に動いてしまう」という気持ち(機会損失の感情)が生じていたら、絶対にエントリーしてはいけません。
ここでジャンピングキャッチ気味にポジションを取っても、ほぼ損失で終わります。もちろん、大きな利益を得ることもあるかもしれませんが、トータルでは間違いなくマイナスとなります。
感情が揺れているときはエントリーを見送ること

トレード中に「つまらない」という感覚が出ることが大切

勝ちトレーダーと話をすると、みな一様に「トレードは退屈」というようなことを言います。
これは、マイルールに従って厳格にトレードをしてみればわかることですが、淡々と利益を積み上げていく単純作業はとても退屈に感じます。
勝ちトレーダーにとっては、勝つことも負けることも同じくらい当たり前のことです。だから、勝ち負けに対していちいち感情的に揺さぶられないのです。
だから、勝ちトレーダーはみな、トレードを「退屈」、「つまらない」と感じながらやっています。

1回のポジション量を減らしてみる

ポジポジ病のトレーダーは、大きな通貨量を投資(投機?)することで、脳内の報酬系を刺激しているからです。これは、ギャンブラーと同じ心理状態です。

このとき、脳内ではドーパミンという神経伝達物質が大量の分泌されています。ドーパミンの作用により脳は興奮状態にあるのですが、この「感覚」が欲しいがゆえに投機行動に出てしまうのです。

これが、ポジポジ病のトレーダーの脳内で起こっていることです。

従って、1回のトレードの取引通貨量を減らすことで、投機から本来の投資へと戻すことができます。どういうことかと言うと、「ドーパミンが分泌されない状態でトレードを行う」ことができるのです。

例えば、1回のトレードでの取引量が10万通貨だったら、1万通貨にしてみます。もし1万通貨だったなら1000通貨にしてみるのです。

おそらく、最初は「つまらない」と感じるはずです。なぜなら、ドーパミンが出ていないから。しかし、先にも書きましたが、この「つまらない」という感覚は、勝ちトレーダーがトレード中に感じている感覚なのです。

なぜなら、勝ちトレーダーは、マイルールに従って淡々とポジションを取ったり、ロスカットしたり、利確したりしているだけだからです。全て機械的に行っています。そこには、強い感情移入はありません。

従って、ポジポジトレーダーは、一度通貨量を減らして、トレーダーは、の「つまらない」という感覚を十分に味わってみることをおすすめします。

デモトレードに切り替えてみる

1回のトレードでの通貨量を減らしても、ポジポジ病が収まらないという場合、デモトレードに切り替えてみてください。

デモトレードでは、自己資金を投入していないので、相場の状況をより客観的にみることができます。さらに、自分自身の心理状態も客観的にみられます。

完全にゲーム感覚でトレードをすることができると思います。このときは、いよいよ「つまらない」という感覚になるかもしれません。

その感覚が出てきたら、ひたすら機械的にトレードをしてみます。もちろん、マイルールには厳格に従います。

「つまらない」という感覚がある限り、ドーパミンは出ていません。デモトレードでもその感覚があることを常にチェックし続けてください。

それをしばらく(最低でも1か月)続けることができたら、今度は1000通貨からトレードを始めます。もちろん、そのときも「つまらない」という感覚が維持できているかどうかを確認してください。

これを続けて、徐々に1回のトレードの通貨量を増やしていけばよいだけです。

デモトレで相場の状況をより客観視できるようになる

トレードからしばらく離れる

デモトレードでも「ドーパミンがビシバシ出て興奮状態が収まらない」という場合、かなり重度のポジポジ病を患っている可能性があります。

このまま、相場に居続けたとしても、遅かれ早かれ全ての資金を溶かしてしまうのは目に見えています。

よって、相場から一時身を引くしかありません。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

冒頭にも書きましたが、この記事は昔の自分に話しかけるようにして書きました(随分と感情移入してしまいました(笑))。

従って、書いてあることは全て検証済みの方法です。

そして、今はあなた自身が検証する番です。

ポジポジ病を根本的に治して、ぜひとも勝ちトレーダーの仲間入りを果たしてください。

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