株価暴落時に心が陥る3つのトラップ

  • 2020年3月21日
  • Mental
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株のトレーディングにおいて、心が陥りやすい状態をあらかじめ認識しておくことは、後々大いに助けになります。

現在、コロナショックの影響で株価が連日大暴落中ですが、こういう時こそ、自分の心理状態を客観的に見つめ直す必要があります。

そうすることで心を鎮め、今後の自らの対応を冷静に執行していくことができます。

ここでは、投資家が陥りやすい心の状態についてお話ししたいと思います。

本記事のポイントは以下の3つです。

  1. 過信
  2. 損失への執着
  3. リスクの過小評価

過信

2020年2月までアメリカの株価は一本調子に上昇してきました。また、日本の株価はアベノミクス以降右肩上がりで上昇してきました。

しかし、コロナショックにより株価は大暴落。日本はもとよりアメリカは今年リセッション入りする可能性が高まっています。

この10年間アメリカ株に投資してきた人ならば、ほぼ全ての投資家が利益を享受していたはずです。何といっても、株を買えば必ず上昇していたのですから。

しかし、コロナショックにより、その景色も一変しました。現段階(2020年3月)では、米三指数は高値より30%の暴落に見舞われています。コロナウイルスの状況次第では50%の暴落も覚悟する必要があります。

今まで常勝していた投資家の中には、「自分には投資の才能がある」と勘違いしている人も多いかもしれません。

しかし、今まで勝てていたのは、投資家としての才能ではなく、単に地合いが良かっただけなのかもしれません(否、その可能性が高い)。

過信はいつか、その報いを受けます。

私たち投資家は相場をコントロールすることはできません。唯一できるのは、相場に従うことだけです。

損失への執着

人間がもっともストレスを感じるのは、「損失」と言われています。損失にもいろいろ種類があります。

以下が私たちが感じるストレスのランキング(10位まで)です。

  1. 配偶者・恋人の死(82.4)
  2. 親族の死(77.0)
  3. 親友の死(76.1)
  4. 家族の病期・怪我(73.7)
  5. 離婚(72.3)
  6. DV(71.6)
  7. 自分の病気・怪我(71.4)
  8. 多忙による心身疲労(71.6)
  9. 失業(70.8)
  10. 配偶者・恋人の浮気(69.4)

赤色になっている部分は、何らかの「損失」に関わるストレスです。10個中実に8個までが損失に関わるストレスであることがわかると思います。

つまり、私たちは損失に対して過剰反応を示してしまうのです。しかし、この反応は極めて本能的な自然なものです。

ただ、この反応が投資行動においては、とても大きなリスクとなるのです。

このような状況に陥った時、投資家の行動は以下の2つに分かれます。

  1. ナンピン買い
  2. 退場

ナンピン買い

このアクションの根底には「相場が間違っている」という深層心理があります。先ほど解説した「過信」が続いている状態です。

また、ナンピン買いすることで、株価の取得単価を下げ「相場をコントロール」している気分に浸りますが、相場はそんなことお構いなしに下落していきます。

そこにさらなる買いを入れるため、ナンピン地獄にはまり、最後は現金が枯渇して、ただただ株価が下落しているのを茫然と見守るだけとなります。

退場

ナンピン買いが効果を発揮しないことを悟った頃は、時すでに遅し。

リーマンショックの頃であれば、高値から-90&という個別株がゴロゴロしていましたので、このタイミングで泣く泣く売ってしまいます(退場)。

しかし、不幸なことに最後まで粘っていた投資家が損失に耐え切れずに株を売るタイミングが底になります。

リスクの過小評価

暴落の直前では、投資家は陶酔感に寄っています。それもそのはず、株価は連日のように史上最高値を更新し、いつ買っても翌日には利益になっている状況です。

心理サイクル

従って、少々の不安材料はスルーされる、もしくは過小評価されてしまいます。

しかし、事態が深刻化していき、もう無視できないレベルまでなると、不安と恐怖が一気に爆発します。

コロナショックも全くその通りになっています。

トランプ大統領は、当初コロナウイルスに対して楽観的な態度を示していましたが(これがアメリカ国民のひんしゅくを買った)、しばらくして非常事態宣言をしアメリカ国民の海外への渡航を禁止するに至っています。

しかし、米三指数(NYダウ、S&P500 、ナスダック)は、既に30%超の大暴落に見舞われています。

株価によって支えられていたトランプ大統領の自信も壊滅的なダメージを受けていることと思います。現時点でトランプ大統領の再選もかなり怪しくなってきています。

まとめ

ポジションを持っている投資家なら、暴落時には誰もが狼狽してしまうものです。

しかし、暴落時こそ投資家としての真価が問われます。

こういう局面で淡々と自分がやるべきことに集中できる投資家は、後々大きなリターンを得ることができます。

一方で感情的になり冷静な対応ができない投資家は、遅かれ早かれ消えていく運命をたどります。

大暴落というのはそうそう頻繁にやってくるものではありません。裏を返せば、何十年に一度のビックチャンスです。

このタイミングでうまく株を仕込むことができれば、数年後に大きなリターンを得ることは十分可能です。

虎視眈々とタイミングを待ち、恐怖に打ち克ちここぞという場面で買い出動していくことが大切です。

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