投資家心理サイクル

株価は一方的に右肩上がりとなることはありません。通常は上がったり下がったりを繰り返しがら、トレンドを形成していきます。

ファンダメンタルズも同じです。悪材料が出尽くすと、徐々に好材料が出始めてきます。

このように株式の世界は、一定のサイクル(循環)があります。

それでは、このようなサイクルはなぜ起こるのでしょうか?

いろいろな学説があるかと思いますが、その内の一つが投資家の心理サイクルだと思います。

投資家の心理サイクルは以下の通りです。

  1. 楽観
  2. 興奮
  3. スリル
  4. 陶酔
  5. 心配
  6. 現状否定
  7. 恐怖
  8. 自暴自棄
  9. パニック
  10. 屈服
  11. 落胆
  12. うつ
  13. 希望
  14. 安心
  15. 楽観

 

 

これらを4つのステージに分類して解説していきます。

第1ステージ;楽観・スリル・陶酔
第2ステージ;不安・現状否定・恐怖
第3ステージ;自暴自棄・パニック・屈服・落胆
第4ステージ;うつ・希望・安心

第1ステージ;楽観・スリル・陶酔

多くの投資家は心の奥底で「自分の思い通りになる」と期待して株を買います。そして、期待通りに株価が上昇すると(興奮)、「もっと稼いでやろう!」という欲が増幅します。

そして、期待以上に株価が上昇し利益が得られると(スリル)、欲は強欲へと発展していきます。

相場心理サイクルの天井では、投資家は恍惚感(陶酔)を味わいます。しかし、投資家にとってここが最もリスキーな局面となります。

なぜなら、このステージの投資家の心理状態は、「自分は投資の天才かもしれない。相場は自分の思うように動いてくれるのだ」という自己陶酔に浸っているからです。

そして、自己陶酔に浸っている投資家は、天井においてさらに株を大きく買い増していきます。

第2ステージ;不安・現状否定・恐怖

第2ステージでは、投資家の思惑が徐々に裏切られていきます。今まで株を買えば期待通りすぐに利益が乗っていたのですが、このステージでは買ってもすぐに含み益となっていきます。

最初に現れるのが相場への不安心理(不安)です。この頃になると、ネガティブ材料を探し始めます。不安はすぐに「現状否定」へと変わり、株価の下落と共に「恐怖」へと発展していきます。

この頃になると、多くの投資家は株などのリスク資産から、国債などへの安全資産に移し替えます。

第3ステージ;自暴自棄・パニック、屈服・落胆

このステージでは投資家は自暴自棄になり、退場者も出てくるころです。さらなる損失から逃れるために、全ての持ち株を売ってしまいます。

その一方で持ち株を塩漬けにすることを決める投資家もいます。彼らは、今後の相場の行方を憂い、このまま投資を続けるかどうかに迷いが生じます。

しかし、皮肉にも多くの投資家は、ここが最高の投資チャンスであることに気づきません。

ステージ4;うつ・希望・安心

株価が底をつき、徐々に上昇基調を取り戻してくると第4ステージです。

このステージの投資家は、未だ疑心暗鬼の状態となっています。従って、心の中では「このまま株価は上昇基調を継続させるのだろうか?」と猜疑心を抱いています。

しかし、猜疑心と恐怖心が邪魔をして、株を買い向かうことができません。つまり、心にアクションがコントロールされている状態です。

その後、株価は緩やかに上昇を開始し始めます。しかし、先ほども書いたように殆どの投資家は、心が恐怖で〆られているため株価上昇に確信を持つことができません。

そうこうしている内に、株価は上昇の勢いを加速させていきます。この頃になると、安心感も出てくるため、株を買い始める投資家が増えます。

しかし、この時、株価は既に6合目か7合目に到達しているのです。

まとめ

株のトレードをする際、投資家心理サイクルを把握しておくことは、とても有益です。

もちろん、株価の天井や底を予測することはできませんが、投資家心理を探ることでその予兆を感じとることは可能です。

しかし、注意しなければならないのは、「投資家心理」と「自分自身の臨死状態」は異なるということ。

従って、周りの投資家の動向を常にチェックしておく必要があります。

その際に有用なツールとなるのがツイッターです。タイムラインに流れてくる投資家のツイートを観察していると、現在の投資家心理が手に取るようにわかります。

まだ活用していない投資家は、ぜひとも試してみてください。

関連記事

関連記事

株のトレーディングにおいて、心が陥りやすい状態をあらかじめ認識しておくことは、後々大いに助けになります。 現在、コロナショックの影響で株価が連日大暴落中ですが、こういう時こそ、自分の心理状態を客観的に見つめ直す必要があります。 […]

関連記事

  冷静な対応を心がける 最近の極度にボラティリティが拡大している局面では、大きく利益を出すことも可能だが、それは言い換えれば大きな損失を被るリスクも同等にあるということ。 もっとも大切なのは、冷静に対応することである。[…]

投資家心理
関連記事

リアルタイムでツイート ツイッターではリアルタイムでツイートしている。 最近は特に先出でポジションを取った直後にツイートしていることも多い。 かと言って、ミラトレを推奨しているわけではない。 ブログだと投稿するまで時間が[…]

勝ち組トレーダー
最新情報をチェックしよう!