ニューヨークの医療システムは崩壊危機に直面している可能性

現時点(2020年4月2日)時点でのコロナウイルス感染のホットスポットは欧米諸国である。

欧州ではイタリアやスペインでの感染拡大が未だ続いています。「もうすぐピークアウトする」と言われながら、未だ感染者数・死者数ともに日々増加している。

アメリカでは人口密度の高いニューヨークにて、感染拡大が止まりません。トランプ大統領は「これからの2週間で大きな犠牲が出る可能性が高い」と答えている。

コロナウイルスの最新情報(2020年3月31日時点)

  • 世界の感染者数78万6千人
  • 死者数3万7千8百人
  • イタリアは5月まで封鎖を延期の公算
  • ニューヨークの死亡率が6時間で16%上昇
  • スペインは1日の死者数が過去最高の849人に

データから垣間見られるNYの現況

数日前にこんなツイートをしている。

検査キットが不足状態

3月24日の検査数はとても多いが、それ以降検査数は減少、もしくは横ばいの状態である。

このことから、検査キットが不足している状態であることが推察される。

事実、ホワイトハウスは検査キットが不足していることを認めている。

The White House has acknowledged the nation does not have enough coronavirus test kits as cases of the disease ticked upwards on both US coasts.

「ホワイトハウスは、コロナウイルスの感染拡大に伴い、全米において検査キットが不足していることを認めている」

検査されていない陽性者が増えている

検査キットが不足すれば、当然ながら隔離されずに放置されている保菌者が増えている可能性が高い。

特にアメリカでは日本のような健康保険システムがなく、無保険者も相当数いる。

こちらは2018年のデータであるが、アメリカ国民の8.5%程度は保険を持っていない。

2018年の健康保険未加入者は約2750万人、比率は8.5%で、未加入者が前年から約200万人増加し、比率も7.9%から上昇した(参考;ロイター)

また、アメリカ人の場合、風邪程度の症状であれば、受診することはなく、薬局の風邪薬を買って飲むことが多い。

従って、軽傷、もしくは自覚症状がない。

USAの医療システムが崩壊しかけている

現在NYCの殆どの病院のICUは満床となり、廊下には患者のベッドの列ができ、遺体は安置所に収容し切れない状態。

また、クオモ知事は3月26日の会見で、さらなる病床の確保が急務だと指摘。「今後どのようなシナリオでも、現在の医療システムの受け入れ能力では足りないのは明らかだ」と語っている(参考;Newsweek)。

今後患者数が10倍以上に膨らむ可能性

10倍というのは、少なく見積もった数字である。実際は20倍、もしくはそれ以上の感染者数になる可能性がある。

現時点(2020年4月2日)におけるニューヨークでの感染者数・死亡者数は以下の通りである。

  • 感染者数=83,889人
  • 死亡者数=1,941人

アメリカ政府のコロナウイルス死亡者数の試算は以下の通りである。

  • 対策なしで220万人死亡
  • 厳重な対策で20万人死亡

少なく見積もっても、死亡者は20万人と見ている。

つまり、現在の状況はまだまだ序盤であり、ニューヨークでのコロナ禍はこれから本番を迎えるということである。

感染爆発回避にはソーシャルディスタンディングが不可欠

面白いデータがあるのでシェアしたい。

 

これは、1918年スペイン風邪が流行った当時のデータである。

コロナウイルス

コロナウイルス

ニューヨークでは感染爆発の11日前からソーシャルディスタンディングを実行した。その後、感染が拡大しているが数週間後には収束へと向かっている。

一方、セントルイスではソーシャルディスタンディングを実行したものの、その後一時的に解除をしたことが仇となり、死亡者数が急増する事態に至っている。

つまり、感染拡大を回避するためには、ソーシャルディスタンディングがとても重要かつ有効であるということである。

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