移動平均線の使い方

テクニカル分析ツールには非常に多くのものがありますが、おそらく殆どの投資家は移動平均線を見ていることと思います。

移動平均線はトレードにおいてとても役に立つものですが、殆どの投資家は移動平均線の使い方に致命的な間違いを犯しています。

本記事では、移動平均線の種類、そして使い方について解説していきます。

最適な移動平均線とは?EMAかSMAか?

移動平均線には主に以下の2種類あります。

  1. EMA(指数移動平均)
  2. SMA(単純/平滑移動平均)

これら2つの移動平均線の内、どちらを使うべきか迷っている投資家も多いと思います。

EMAとSMAの違い

これらの移動平均線のもっとも大きな違いは、EMAの方が敏感に反応することです。

これは、EMAが直近の値動きをより強く反映させるように計算されているからです。

従って、EMAは今起こっている値動きに対してより敏感に反応します。一方、SMAは反応するまでに時間がかかります。

 メリットとデメリット

EMAは直近の値動きに敏感に反応するため、どうしても間違ったシグナル(ダマシ)が多くなります。

しかし、このことは逆に転換シグナルをより早い段階で検知することにもなります。

つまり、デメリットもあるけどそれはメリットにもなり得るということです。

一方、SMAは値動きが反映されるまでに時間を要するので、短期的・突発的・不規則的な値動き(ノイズ)を除去してくれるので必然的にダマシの確率は減ります。

しかし、トレンド転換の検知が遅くなるので、値動きに乗り遅れてしまうというデメリットもあります。

まとめ

大切なのは、自分のトレードスタイルに合った移動平均線を選ぶことです。

EMAは、より素早く、より多くのシグナルを検知してくれますが、その分ダマシ(誤ったシグナルや時期尚早のシグナル)もおおくなります。

また、SMAではシグナルの数は少なくなりますが、変動の激しい時期には間違ったシグナルも少なくなります。

移動平均線の期間設定について

  1. 9または10期間
  2. 20または21期間
  3. 50期間
  4. 200期間
  5. 500期間

9または10期間

デイトレやスキャルピングトレーダーの多くは、この期間の移動平均線をよく見ています。

当然ながら非常に値動きが早いです。

20または21期間

中期でもっとも精度が高い期間です。

強いトレンドが出ている時は、この期間の移動平均線がサポートやレジスタンスとなります。

50期間

これも中期のトレンドフォローに適した移動平均線です。

20期間と同様、強いトレンドが発生中はサポートやレジスタンスとして意識されやすいです。

200期間

長期的なトレンドを把握するためにとても有効な移動平均線の期間です。

これも多くのトレーダーが注視している期間です。

500期間

この期間を見ている個人投資家は少ないかもしれません。しかし、多くのプロトレーダーは500期間の移動平均線を見ています。

特に週足チャートでの500期間はサポートやレジスタンスとなる確率がとても高くなっています。

移動平均線の使い方

移動平均線の基礎が理解できた後は実際の使い方について解説します。ここでは3つの使い方について具体的にお話していきます。

 トレンドの方向性と強さ

トレンドの方向を確認するためには、移動平均線の傾きを見るようにします。

右肩上がりであれば上昇トレンド、右肩下がりならば下落トレンドです。

また、ローソク足が10期間から50期間の短い期間の移動平均線よりも上で推移している場合、強いトレンドが発生していると判断します。

ゴールデンクロスとデッドクロス

ゴールデンクロス

これは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上に向かって横切った(クロス)した時に発生します。

ゴールデンクロスをすると、その後上昇の勢いが加速することが多いです。

デッドクロス

一方、デッドクロスは短期の移動平均線が長期の移動平均線を下に向かって横切った(クロス)した時に発生します。

デッドクロスが生じると、その後下落トレンドがより明確化することが多いです。

サポートラインとレジスタンスライン

移動平均線はサポートラインやレジスタンスラインとして機能することが多く、実際これをトレードに活用している投資家は日所に多いです。

しかし、一つだけ注意することがあります。

それは、移動平均線はレンジ(ボックス)相場では機能しないということ。

レンジ相場では特定の価格の間での値動きとなりますが、そのような局面では移動平均線はそれほど意識されなくなっています。

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