17時2分現在の金価格は1733ドル。
本日ここまではやや軟調な値動きとなっている。
安値は1730ドル。
まずは日足チャートを見てみよう。
NY金日足チャート
本日も上値が重たい展開。
昨日は反動高となっているが、戻りは弱い。
昨日の安値1707ドルを維持できるかどうかがポイントとなる。
ここを割ってきたら、いよいよ1700ドルを試してくる展開。
そして、1700ドル割れなら1640ドルまで一気に下落してくるだろう。
しかし、ダウ先物は上昇基調を取り戻しつつある。
NYダウ日足チャート
通常だとダウとNY金は逆相関だが、最近は相関性が強く認められる。
ダウが再び上昇トレンドを再開させれば、NY金も連れ高となる可能性がある。
現在、既に昨日の高値付近まで上昇してきている。
底堅さが戻ってきており、先週までの調整は既に終了している可能性がある。
調整あっという間でしたね!
— Goemon (@Goemon_ryugi) March 2, 2021
次に米10年債利回りの日足チャートを見てみよう。
米10年債利回り日足チャート
こちらは1.4ポイント付近でもみ合いが続いている。
米10年債利回りの値動きが落ち着いてくれれば、株も商品も再び上昇トレンドを再開させるはずである。
歴史的に見て、まだ低いレベルにあるためこの付近で安定してくれれば、NY金にとってはポジティブである。
最後に米長期金利について。
米長期金利の上昇へのFRBのスタンス
こちらが関連記事になります。
2月のドル/円は、1月の月足の陽線転換(*)の流れが持続し、円安地合いが続いて陽線となりました。104円後半で始まった…
現在の市場の思惑は以下の3点に集約されるだろう。
- コロナ感染ペースの鈍化
- ワクチン接種の加速
- 追加経済対策への期待
しかし、これらがインフレ懸念を誘発させている。
そして、米長期金利の上昇への思惑にもつながっている。
上のリンク記事からパウエル議長の発言を抜粋しておこう。
- 経済は雇用と物価の目標からほど遠く、回復には時間がかかる。
- 物価上昇が長続きするとは予想しておらず、物価目標の達成には3年以上かかる
- 長期金利の上昇は経済回復への市場の期待の表れであり、過度な懸念は必要ないとの認識
- ゼロ金利政策を長期間維持する考えを改めて強調
以上をまとめると以下の通り。
現在の長期金利の上昇を容認したが、インフレは一時的であり、経済回復には時間がかかるので金融緩和は長期間続けるとの考え
つまり、FRBは長期金利の上昇に対して容認姿勢ということである。
ただ、市場が不安定化すれば躊躇なく金融緩和を行うということ。
取り急ぎ以上!
トレード結果
- WTI原油;ノートレ
- NY金;1798.30S×100⇒1741.33C
現在のポジション
- WTI原油;ノーポジ
- NY金;ノーポジ