米長期金利は2020年8月に底打ちし、その後一方的に上昇トレンドを継続している。
そして、上昇の勢いが加速し始めたのが2021年2月である。
それに呼応するようにしてハイテクグロース株は大幅に下落している。
米10年債利回りの週足チャートを確認してみよう。
米10年債利回り週足チャート
先ほど書いたように、2020年2月以来、7週連続で陽線ローソク足を形成している。
先週久しぶりに陰線引けとなった。
しかし、これは単なる押し目に過ぎず、ここから再び上昇を開始する可能性が高い。
Fedがインフレ容認を公言している以上、米10年債利回りは2%程度までは上昇する可能性が高い。
一方ナスダックは米10年債利回りの上昇の勢いが加速し始めたころ、つまり2021年2月から逆に大きく下落している。
ナスダックの週足チャート
しかし、直近の4週間はもみ合いとなっており、底堅さが見え始めている。
現在20EMAで支えられているが、このラインでもう数週間踏ん張ることができれば、上昇トレンドに転換していくだろう。
ライン割れならさらに下落の勢いが加速する可能性が高い。
米10年債利回りが2%となったとき、このラインを維持できてりうかどうかはわからない。
普通に考えれば、それは無理があるが、相場は何が起こるかわからない。
暴落ではなくバブルを警戒
本日こんなツイートをした。
ボーイングの下請けで働いている友人と話す機会があった。彼曰く「貨物用航空機の受注量が急激に増えていて来年末まで予約で一杯」と言っていた。バイデン政権は財政支援の手を緩めないだろうし、アメリカの景気は今年から来年にかけて急回復するような気がする。懸念は暴落ではなくバブルである。
— Goemon (@Goemon_ryugi) March 27, 2021
市場が懸念しているのが、今回の下げが調整ではなく、暴落になるのではという懸念である(特にハイテクグロース株)。
しかし、上のツイートにもある限り、バイデン政権は財政支援の手を緩めることはないだろう。
従って、株価が軟調になれば、全力で支えてくるに違いない。
市場もそれを期待しているはずだ。
取り急ぎ以上!
トレード結果
- WTI原油;ノートレ
- NY金:ノートレ
現在のポジション
- WTI原油;ノーポジ
- NY金;1737.64S×100