18時38分現在の金価格は1768ドル。
本日も引き続き軟調な値動きとなっている。
まずは日足チャートを見てみよう。
NY金日足チャート
ここまでの安値は1765ドル。
上のチャートだと見にくいが、ちょうど20EMAと50EMAの移動平均線で反発している。
まずはこれら2本の移動平均線をしっかりと下に抜けて来られるかどうかがポイントとなる。
本格的な値動きはNY時間を待たなければならないだろう。
今朝の記事にも書いたが、本日は週末金曜日ということもあり、利益確定売りが出やすい地合いである。
商品先物をファンダメンタルズ分析しながら投資するコツ。原油、金、日経平均、ダウなど。…
一段安の可能性もあり得る。
次に米10年債利回りの日足チャートを見てみよう。
米10年債利回り日足チャート
こちらは上昇基調が継続。
まずは昨日の高値1.686%がポイント。
ここを上に抜けてくれば、NY金日足の20&50EMAを下にブレイクアウトしてくる可能性が高い。
ここからさらにインフレが進行するというのが、現在のマーケットのコンセンサスだ。
そして、インフレの上振れは十分あり得る。
それでは、最後にインフレに関する記事を紹介。
ファンダメンタルズ
昨日29日にはアメリカのGDP値の発表があった。
それによると、前期比6.4%の増加となっており、アメリカの経済は確実に回復傾向にある。
実質GDPの実額は年率換算で約19兆ドル(約2000兆円)と、コロナ禍前の19年10~12月期の約99%の水準まで回復した。
今後もアメリカは積極的に経済支援策を講じてくると見ている(それがインフレ懸念を増長させているのだが)。
従って、しばらくマーケットには金余り状態が継続する。
少なくとも年内は今の状況が続くだろう。
取り急ぎ以上!
トレード結果
- WTI原油;ノートレ
- NY金:ノートレ
現在のポジション
- WTI原油;62.13L×100
- NY金;1778.98S×100