LI autoは中国の新興EV企業です。
旧社名がLeading Ideal Inc.で、2020年7月にLi Auto Inc.に社名を変更しています。
Li Auto Inc.は2015年に設立され、本社は北京にあります。
Nasdaqには今年の8月に上場したばかりです。
Li Autoが販売しているのは、小型のガソリンエンジンを搭載しバッテリーのために追加の電力を発生させることができるEV車です。
Li Autoは同社の車両をテスラのピュアEVと差別化するため、EREV(エクステンデッド・レンジEV)と呼ばれるシステムを採用している。このシステムは、バッテリーパックと内燃エンジンの双方から電力を供給する(Forbes Japan)。
LI autoのファンダメンタルズ分析
LI autoのEPS
LI autoは今年の8月にNasdaqに上場したばかりなので、今年のEPSはまだ決まっていません。
従って、上のグラフは推定です。
これによると、2020年のEPSは-0.14ドルとなっています。
つまり、1株当たりの収益はマイナスということです。
しかし、2021年のEPSは-0.07ドルとなっており、今年の半分になると予想されています。
このペースで成長していけば、2022年にはEPSがプラスに転じる可能性があります。
LI autoのキャッシュフロー
2018年は-1400ミリオンドル(-1400億円)、2019年は-1750ミリオンドル(-1750億円)となっています。
つまり、直近2年間のキャッシュフローは悪化の一途をたどっていることになります。
しかし、LI autoはまだ新しい会社であり、研究開発費や設備投資に莫大な費用がかかっているためやむを得ません。
LI autoの主力は「Li One」
LI autoの主力車『Li One』
- 電池: 40.5 kWh
- エンジン: 1.2 L DAM12TD (turbo petrol) 96 kW (129 馬力)
- メーカー: Li Xiang One
- 最高出力: 240 kW (322 馬力) combined
- 別名: Lixiang One; Leading Ideal One
- 車両重量: 2,300 kg (5,071 lb)
- 長さ: 5,020 mm (197.6 インチ)Wikipediaより
6人乗りEV車の「Li One」がもっとも販売台数が多く、2020年10月に3692台販売し前月比でおよそ5%の販売台数増加を記録しています。
価格は4.6万ドル(480万円)と手頃なものになっています。
ちなみに、Li ONE SUVは2019年末に生産を開始したばかりですが、既に1万台以上を販売しています。
LI autoのテクニカル分析
直近だと28ドル付近で一旦上値を抑えられて大きく押し目を付けています。
その後、5MEAで反発した後、大きく上昇に転じています。
11月12日の出来高に注目してください。
この日は特別に大きな出来高となっています。
つまり、多くの投資家による買い支えが入っていることを示唆しています。
その後、28ドルのレジスタンスラインを上にブレイクアウトしていますが、上昇の勢いがさらに加速しています。
LI autoの株価展望
直近2週間の株価は28ドルから44ドルまで急伸しており、やや過熱感を帯びています。
しかし、年末までに多少の調整はあるものの、5EMAで支えられながら強い上昇トレンドを維持していくと思います。
2020年の年末までに60ドルに到達すると予想。
また、2021年の年末には100ドル、2025年までに300ドルを予想しています。
- 2020年の年末までに60ドル
- 2021年の年末までに100ドル
- 2025年の年末までに300ドル
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