ナノディメンジョン(NNDM)はイスラエルに本社があります。CEOはYoav Stern氏です(2021年1月現在65歳)。
NNDMは3Dプリンティングの会社です。
PCBプリンティング技術を研究・開発していますが、このセクターには競合他社が存在しておらず、ナノディメンジョンが独占状態です。
現在、株価はおよそ9ドル。
今後、業績が大きく伸びることが予想されており、テンバガーも十分あり得ると思っています。
本記事ではナノディメンジョンCEOのYoav Stern氏のインタビューを元に、私自身の考えをまとめてあります。
PCBプリンティングは革新的テクノロジー
20年前、もしカタログを作ろうとすれば、まず紙に手描きでデザインを描いて、それを印刷業者に持って行かなければなりませんでした。
しかし、15年前にはコンピュータと家庭用プリンタが現れました。それにより、自宅でカタログをデザインして自分で印刷することができるようになりました。
ちょっと前まではカタログが出来上がるまで数日から数週間待たなければならなかったのが、コンピュータと家庭用プリンターによって、自宅で手軽に、しかも迅速にカタログが作れるようになったのです。
ナノディメンジョンのCEOは、同社のPCBプリンティング技術により、このセクターに大きな改革の波を引き起こすことを断言しています。
現にナノディメンジョンは、PCBプリンティングセクターでは独占企業となっているのです。つまり、ナノディメンジョンはこのセクターのリーダーです。
今後、PCBプリンティングのさらなる技術開発と製品の製造により、ナノディメンジョンの業績は大きく飛躍していく可能性が高いと見ています。
PCBプリンターの性能
従来の3Dプリンターとナノディメンジョンが開発したPCBプリンターの性能を比較・検討しています。
すると、従来型では4カ月かかったものが、PCBプリンターでは7日から10日で作業が完了してしまったそうです。
従来型の約1/10の時間で、タスクを完了させることができてしまったということになります。
これは、とてつもなく大きな違いですね。
これだけでも、ナノディメンジョンのPCBプリンターの性能がいかに優れているかを示していると思います。
400億ドルの使い道
ナノディメンジョンは2020年の年末に株式売却による増資を行いました。
その時に得た資金は400億ドルに達しています。
通常、会社が増資を行うと、それに伴い株価はかなり軟調になるのですが、ナノディメンジョンの場合、調整らしい調整もありませんでした。
少しでも押し目を付けたら、すぐに買いが入っていたのでしょう。
それだけ、投資家らの期待が大きいことの証左と言えます。
ナノディメンジョンのCEOは、増資で得た400億ドルの使い道を2つ明言しています。
- 競合他社の買収
- 研究・開発
競合他社の買収
先ほども書いたように、現在ナノディメンジョンには競合他社は存在していません。
従って、企業買収を急ぐ必要はないのですが、CEOは将来的に競合他社となり得る企業を随時買収していくとインタビューで明言しています。
つまり、ナノディメンジョンの競合となる前に芽を摘んでおこうという算段です。
これは非常に良いアイデアだと思いました。
企業の成長スピードは日を追うごとに加速していってます。気づかぬうちに自社よりも、大きく成長してしまっているということも十分あり得るわけです。
CEOはその先手を打っておこうというわけですね。
研究・開発
これから、伸びていく企業にとって研究と開発はとても重要です。
ナノディメンジョンのCEOは、今回の増資で得た400億ドルの内の半分、200億ドルを研究・開発費に充てると言っています。
チャート分析
これはNNDMの月足チャートです。
上場直後におよそ100ドルだった株価は、ここ最近は1ケタ台に低迷していました。
しかし、出来高を見てもわかるように、投資家らの注目度は非常に上がっています。
それは何より、ナノディメンジョンが開発したPCBプリンティングテクノロジーによるものです。
また、キャシー・ウッズが率いるARKが、ナノディメンジョンの株式を大量に購入していることも、この会社が再び注目され始めた理由でもあります。
このチャートを見てもわかるように、NNDMの上昇トレンドはまだ始まったばかりです。
動画の中でCEOは、ナノディメンジョンの時価総額と収益が10倍になることを明言していますが、もしそれが実現したとすれば、ここから100ドルまで株価がつり上がってもおかしくありません。
Strong buyですね!
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