17時34分現在の金価格は1792ドル。
朝の予想に反して上昇となっている。
ただ、下落トレンドであることに変わりはなく、単なる戻りの可能性がある。
まずは日足チャートを見てみよう。
NY金日足チャート
先週金曜日の高値は1791ドルであった。
本日はここを既に超えてきており、NY時間の値動き次第では1800ドル回復の可能性が出てきた。
そして、1800ドル上抜けならチャートで示してあるレジスタンスラインが次の上値ターゲットだ。
1830ドル付近でタッチすることになるだろう。
次に米10年債利回りの日足チャート。
米10年債利回り日足チャート
先週末の高値を既に上に抜けてきており、ますます上昇の勢いが加速している。
通常、米10年債利回りはNY金と逆相関であるが、ここまではそのようにはなっていない。
おそらく、先週金価格が下げ過ぎたため、その反動高となっているのだろう。
このまま、さらに米10年債利回りが上昇基調を継続させていけば、遅かれ早かれ再び通常モード、つまり逆相関に戻ってくるだろう。
次にドルインデックスの日足チャートを見てみよう。
ドルインデックス日足チャート
こちらは相変わらず低位で安定している。
しばらくは90ポイントから91.5ポイントの間のレンジ相場が続くと見ている。
最後にファンダメンタルズ。
ファンダメンタルズ
リンク記事の要点を簡単にまとめると以下の通りになる。
- インフレ懸念よりも米国経済の回復が見込まれたことで金が売られた
- バイデン政権が提案している1兆9000億ドルの追加経済対策に対する楽観やインフレ期待の高まりによって金が売られた
- 金はインフレヘッジとして買われるが、米国債利回りの上昇により、金利を生まない金は売りが先行している
ゴールドは米長期金利の上昇で売られ、リスクオンで売られる。
決して間違っていない。
ただ、個人的にはビットコインへの資金流入が非常に大きく影響していると見ている。
チャートを見ての通り、今日のビットコインは押し目を付けている。
米10年債利回りとの逆相関が崩れているが、ビッコインとの逆相関がしっかりと機能している。
ビットコインの上昇が止まらない限り、NY金は下げ続けるのではないだろうか。
取り急ぎ以上!
トレード結果
- WTI原油;ノートレ
- NY金;ノートレ
現在のポジション
- WTI原油;ノートレ
- NY金;1792.76L×100