プルバックを見極めて株・FXで勝つ!

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プルバックとは上昇トレンドの「押し目」、下落トレンドの「戻り」のことである。プルバックは、トレンドフォロー型トレーダーにとってベストのエントリーポイントである。

トレンドフォロー型トレーダーは、①トレンド、②もみ合い、③プルバックの3つを見分ける必要がある。チャートを見たとき、まず最初にやるべきことは、現在のトレンド環境が上記3つのどれに当てはまるかを区別することである。

本記事では、もみ合い(レンジ)とプルバックの違いについて、またもみ合いでのトレードを避けるべき理由について解説してある。

プルバック

プルバックはトレンドとは逆方向の値動きのことである。先述したように、上昇トレンドであれば「押し目」、下落トレンドであれば「戻り」のことを指す。

プルバックはトレンドラインや移動平均線で反転した後、元のトレンドに戻る。上昇トレンドであれば、レジスタンスラインをブレイクアウト(上方放れ)した後、押し目を付ける。この時点でレジスタンスラインはサポートラインに転換されており、価格はサポートラインまで押し目を付けた後、再度反転し上昇トレンドを再開することになる。

典型的なブレイクアウトとプルバックの価格推移は、上記で説明した通りである。しかし、そのようにならないこともある。例えば、上昇トレンドにおけるダブルボトムや123ボトムのようなチャートパターンである。

プルバックはトレンドが出ているときには、必ず見られるものである。もし、プルバックがないトレンド(一本調子の上昇トレンドまたは下落トレンド)を見たら、警戒した方が良いだろう。

もみ合い(レンジ)

トレンドフォロー型トレーダーは、レンジ相場でのトレードは避けるべきである。ただし、スィングトレードであれば、多少の勝算はあるかもしれない。しかし、トレンドが出ているときの方が、リスクリワード比が望ましいのは明らかである。

レンジ相場は、トレンドがない状態(トレンドレス)のことである。通常、レジスタンスラインとサポートラインの間を行ったり来たりする。

レンジ相場からのプライスアクションのタイミングを捉えるのは、非常に難しい。従って、プライスアクションはトレンドが出ているときに活用するのが、お勧めである。

レンジとプルバックはまったく異なるものである。通常、プルバックは1回、多くても2回までの反発で終わる。しかし、レンジの値動きは方向感がなく、何度もトレンドラインで反発を繰り返す(レンジ相場はおよそ30日前後続く(数か月から数年続く場合もある)。

以下のチャートは、レンジ相場がしばらく続いた後、移動平均線にタッチして反発しているパターンのものだ。

以下のチャートは、長期に渡るレンジ相場からのブレイクアウトの後に移動平均線で支えられ反発しているパターンである。レンジ相場では方向感のない値動きになっていることがわかる。トレンドフォロー型トレーダーは、レンジ相場でのトレードは行うべきではない。

また、以下のチャートは、レンジ相場をブレイクアウトした後、サポートラインまでのおしめを付けて反発しているパターンである。

まとめ

上昇トレンドでは、必ず押し目が入る。そして、押し目は必ずサポートラインよって支えられる。トレンドフォロー型トレーダーにとっての、ベストのエントリータイミングは押し目が入ったときである。

しかし、トレンドの終了とともに訪れるのがレンジ相場だ。レンジ相場でのトレードはリスクリワードの分が悪い。もちろん、逆張りトレードでレンジ相場でも利を上げることは可能である。しかし、本記事の趣旨と異なるので、この件については説明を省く。

レンジとプルバック(押し目または戻り)を区別できることが、トレードにおいては非常に重要なポイントとなる。

プルバックのタイミングでエントリーすることで、トレードの勝率を劇的に向上させることができる。一方、レンジ相場であることがわかったら、大人しくチャート眺めに終始することが大切だ。

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